主にメールマガジンで使用される仕組みで、読者がメールマガジンに登録した段階から予め用意されたメールが予め決められた間隔で配信される仕組み。
DRMでは頻繁に使われる上、非常に重要とされる仕組みであり、様々な利用される。けれど近年(主にGmailの)セキュリティの観点からメールの到達率が下がってきており、読まれなくなりつつあるので、メールマガジンからLINE@に移し(もしくは並行し)、ステップを組むケースも少なくない。その場合はステップメールでなく、ステップLINE@とか言いそうだが、案外その場合でもステップメールと言ったり、略してステップなんて言ったりする。
使用用途は幅広く一概には言えないが、物やサービスを売る場合に定番として使われる手法は、登録時から有用だと感じさせる情報を渡していき、それを繰り返した後にセールスが行われる。
セールスまでの道のりの間に、読み手が配信者との間にアタッチメントを感じられ、配信者の提示するMSPを共感し、共有し、「この商品(またはサービス)は私のために作られたものだ」という想いにまで至ると購買に繋がる。
勘違いされがちではあるが、DRMではステップメールは販売のために使われるというよりは、MSP(及び理想世界)の共有、つまりコミュニティ化のために使われる。
「こんな生き方もあるけど、君もどう?」というメッセージをメールを通じ行い、読み手がそのメッセージにシンパシーを感じ、共に歩みたい、と感じた場合、コミュニティのメンバーとなる。ただし、商品が売れることと、コミュニティのメンバーになることは別(詳しくはコミュニティ参照)。
悪い使用例
プロダクトローンチと呼ばれるプロモーションセールス手法においても、ステップメール(もしくはLINE@)が多用される。近年のプロダクトローンチでは非常に劣悪な商材が販売されることが多く、詐欺と呼ばれることもある(実際に裁判沙汰もざら)。
プロダクトローンチによる、粗悪商材の販売は商材が非常に劣悪なので、当然リピーターがついたり、口コミで広がるワケもなく、大量の広告費によるマーケティングが主流である(広告費がかかりすぎて赤字に転じることも多く、業者も辛いらしい)。大量の広告による拡散を短期間に行う上に、売るものも売るものなので、とにかく悪目立ちし、そのためステップメール=詐欺、プロダクトローンチ=詐欺というイメージを持つ人も多い。
けれども、プロダクトローンチやステップメール自体は全くもって悪ではなく、詐欺を推奨するものではない。あくまでそれを使う人間が悪ならば、悪にもなってしまうということである。
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